【指導者の方必見!】少年野球のバッティング指導方法

少年野球と練習方法

こんにちは!

暑い日が続くようになりました、梅雨はどこに行ったんでしょ!?

体調管理にはくれぐれもご注意ください。

 

先日、MLBの野球放送を観ました。

大谷選手の豪快かつ繊細なバッティング。

TVを観ていて出てくる言葉は「スゴイ!!」の一言。

 

憧れる選手のバッティングをマネしたい!

こういう選手になりたい!

そう考える子供達は多いですよね。

 

すぐに大谷選手にはなれませんが

ただ、基本をおさえしっかり練習すれば近づくことはできます!

 

今回はバッティングの基本、マインド、練習方法をお伝えします。

※筆者は右打者のため、右打者目線で手や足の動作を説明していきます。

左打者は逆とお考えください。

 

1、バッティングの基本

 

少年野球のバッティング技術は基本的なフォームやスイングのコツを習得することで

大幅に向上することができます。

少年野球のバッティングに役立ついくつかのポイントを紹介します。

1-1 フォーム

まずは「構え」

「構え」とはバッティングの準備のことです。

足は肩幅よりやや広めが理想です

肩幅に開きさらに右足をスパイク一足半分開く。

 

右足を開くときは、キャッチャーよりにつま先を少し向けましょう。

右足を開く理由として、右足の内ももにしっかり重心を置いて準備するためです。

 

キャッチャーよりにつま先を向けることで、体重移動の時に地面をしっかり押すことができ

より力を加えることができます。

 

腰を落としたり、膝を曲げたりするのは子供達がリラックスできる角度です。

子供達に確認しながら指導しましょう!

指導者のエゴで角度など細かく指導をするのは絶対にNGです!

 

今までは下半身、次は上半身です。

よく背筋を伸ばすとか、前かがみとか言いますが

子供がボールを見やすい姿勢を取らせてください。

 

ボールは両目で見ること。これはマストですね!

 

グリップはフィンガーグリップかパームグリップですが

筆者はフィンガーグリップをオススメします。

でも一番は子供達の感触を大事にしてください!

 

フィンガーグリップを推す理由はバットの操作性を高め

バットに当てる楽しさを教えるためです。

 

バットに当てることが上手になる高学年(5年生ごろ)から

パームグリップも良いと思います。

成長期が早い子供は遠くに飛ばすことができます、遠くに飛ばす楽しさを教えてください!

 

グリップの高さは肩のあたりが理想ですが、力がない子供には無理に上げさせないこと

重さでバットを落とすだけになるのでバッティングになりません。

リラックスできる楽な高さで良いです!

1-2 タイミング

タイミングはバッティングの命です!

一番大事な準備動作になります。

 

タイミング動作で一番大事なのは、どのタイミングで始動するかです。

この動作をおろそかにするとバッティングは難しくなります。

ではどのタイミングで始動するか?

 

ズバリ!ピッチャーの足です。

右ピッチャーなら左足、左ピッチャーなら右足

この一点に集中してください。

 

右ピッチャーの場合で書いていきます。

※左ピッチャーは逆足です。

 

簡単に説明すると、投球動作に入るとピッチャーは左足を上げます。

その左足を上げる動作に合わせてバッターのタイミング動作をスタートさせます。

 

実はこの動作をしっかりやるだけでバッティングは大幅に向上します!

だからタイミングはバッティングの命なのです。

 

タイミングとは合わせるものではなく、始動のタイミングを間違えないことで

バッター優位の「間」=タイミングを作り出すこと。

 

投げたボールはキャッチャーまで0.5秒未満で届きます。

気が抜けない大事な動作です!

1-3 スイング

ダウンスイング・レベルスイング・アッパースイングがあります。

最近のトレンドはアッパースイングですね。

フライボール革命という言葉を聞いたことがあると思います。

 

ただ、フライボール革命に必要なスイングスピードは128㎞と言われおり

少年野球ではほぼ無理なスピードです。。。

 

ではどのスイングがいいの?と言われれば

やはりレベルスイングです。

上から叩け!は大NGです。

 

逆に振り出した時に必ず右肩が下がる(若干アッパースイング)になること

これはOK、むしろ当然のことです。

 

ヘッドを落とし、スイングスピードを加速させるために必要です。

バットのヘッドの動きはナイキのマークをイメージしてください。

 

いかに早く投げたボールの軌道にバットを入れスイングすることができるか

バットの「面」をボールの軌道に早く乗せ、レベルスイングで捕まえることができるかが

バッティング向上への近道です。

 

バットを軌道に早く載せるためのオススメのアプローチは「パームアップ」

パームアップとはスイングの途中で前腕が内側に回転し

右手のひらが上を向き、左手のひらが下を向く状態です。 ※筆者は右打者です。

 

バットはなるべく顔の近くを通しましょう!

 

パームアップの重要性 

スイングのパワーの向上、パームアップを自動的にすることで

バットがボールに当たる瞬間に最大限の力を発揮できます。

 

また右手(右打者)でバットを操作するのでボールの軌道に早く乗せることが可能

これにより打球により多くのパワーとスピードが加わります。

2、バッティングのマインド

 

「気持ちで打て」

「気合いで打て」

 

よく聞く言葉ですが

間違いではないですよね。

 

気持ち=失敗を恐れないこと

気合い=相手を威圧すること

 

言い換えればこんな感じですね。

 

少年野球は小学生の間は変化球が禁止なので

きたボールを打つ

すごくシンプルな思考で問題ありません。

 

打てないイメージ(失敗)を捨て打席に立ち

逃げるなよという雰囲気(威圧)でピッチャーと対峙する

 

中学生からは変化球解禁なので

「考えて打て」=変化球やボールの出し入れなど思考がプラスされます。

 

野球は「間」のスポーツです。

打席に入る前に必ず準備ができます。

この準備さえしっかり行えばバッティングは向上します。

 

ピッチャーの球種・スピード

前の打席の攻められ方

バッテリーの癖(初球の入り方や勝負球など)etc…

 

打席内は孤独です。

孤独な時こそ勇気を持ってバットを振る

失敗を恐れない、威圧し続ける。

 

何事も準備を怠れば失敗します。

 

頭と体をフル回転し全力で準備しましょう!

3、バッティングの練習方法

 

まずは基本の素振りをやりましょう!

 

小学生(低学年)は体力もなく、飽きやすいので

ダラダラ数をこなすのではなく50回しっかり振る

小学生(高学年)になれば100回は振りましょう!

 

意識することは試合での打席

ピッチャーを想像し球速とコース

中学生になれば変化球も加える。

 

全てバットの芯で打っているイメージも忘れないように

もちろんストライクゾーン内の話です

 

芯で打っているイメージを持つことで

各コースへのバットコントロールが身につきます。

 

球場やグラウンドで練習するときは

ボールを使った練習をしたら良いので

素振りは自主練で行ってください。

 

自宅でできる練習として

「羽打ち」もオススメです。

 

羽打ちは的が小さいのでしっかりボールを見る癖がつきます

あと、屋内で簡単にできるメリットもあります。

※羽とはバトミントンのシャトルのことです。

4、まとめ

 

今回はバッティング技術向上についてお話ししました。

 

日々変化しているバッティング技術ですが

根本は変わっていません。

 

しっかり構え

タイミングを取って

勇気を持って振る

 

科学的な研究が進み

新しい言葉も生まれますが

 

選手1人1人と向き合い

その選手にあった指導方法でコーチングする

これが一番大事なことです。

 

自分の経験の押しつけ

勉強不足

結果論で問いただす

 

上記は絶対にやってはいけないことです

 

経験談を話したいなら

データを集めて論理的に話しましょう

 

中学生以降はスマホで選手は勉強し

最新の技術を目にし耳にします。

 

結果論は選手が萎縮し

失敗を恐れ、威圧できなくなります。

 

指導者も勉強し、選手と同じ目線で取り組むことが

非常に大事になります。

 

選手の背中を押すことが一番大事な指導です!

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