少年野球・学童野球で「一番揺れる」のは実は保護者です。

「うちの子、今日は打てるかな」
「またミスして怒られないかな」
「試合に出してもらえるかな」
グラウンドに立っているのは子どもなのに
ベンチの外で心臓がバクバクしているのは親である私たち――。
少年野球・学童野球は、子どもがプレーするスポーツでありながら
実は保護者の心が一番ジェットコースターになる世界です。
勝ち負け、出場機会、監督の一言、他の保護者の目線。
すべてが胸に刺さり、夜中にひとり反芻してしまう。
そんな経験、ありませんか?
「もっと練習させるべきだったのか」
「あのとき、ああ声をかけていれば」
「周りの保護者とうまくやれているだろうか」
技術やルールを教える前に
まず整えるべきは保護者自身のマインドセットです。
この記事では、少年野球・学童野球に関わる保護者が抱える”モヤモヤ”を整理し
子どもが野球を好きでい続けるために親がどう接すればいいのか
どんな心構えを持てばいいのかを、具体的にお伝えしていきます。
2. 少年野球・学童野球の「現実」と保護者が感じる3つのモヤモヤ

まずは現状を整理しましょう。
少年野球・学童野球に関わる保護者の多くが
次のような悩みを抱えています。
2-1. お当番・送迎・役員…「見えない家事」としての保護者負担
「土日は家族の時間じゃなく、野球チームの時間になってしまった」
これは、多くの保護者が感じる最初の戸惑いです。
お茶当番、グラウンド整備、配車当番、試合の審判補助、父母会の役員――。
チームによっては、保護者が担う役割が驚くほど多岐にわたります。
共働き世帯が7割を超える現代において
従来型の「お母さんが全部やる前提」のチーム運営は
もはや時代に合っていません。
それでも、多くのチームがこの仕組みを引き継いでおり
保護者は「子どものため」と自分を納得させながら
疲弊していきます。
兄弟姉妹がいれば調整はさらに複雑になり
「毎週末バタバタで、家族でゆっくり過ごす時間がない」
という声も少なくありません。
2-2. 指導スタイルへの不安:「昭和型」なのか「アップデート型」なのか
「エラーしたら怒鳴られる」
「試合で負けたら延々と説教」
「できないことを人前で叱責される」
こうした光景を目の当たりにして
「これって本当に子どものためになっているの?」
と感じた経験はありませんか?
従来型の少年野球には
「厳しくしなければ強くならない」
「怒鳴ることで気合を入れる」
といった指導文化が根強く残っています。
しかし、スポーツ科学や教育心理学の観点からは
恐怖や威圧による指導は子どものモチベーションを奪い
長期的な成長を妨げることが明らかになっています。
一方で、近年は
「子どもの自主性を尊重する」
「ミスを責めず、次にどうするかを考えさせる」
といったアップデートされた指導スタイルを取り入れるチームも増えてきました。
保護者としては
自分の子どもがどんな環境で育つのか
慎重に見極める必要があります。
2-3. 保護者同士の人間関係とトラブルの怖さ
「LINEグループでの返信が遅れて気まずくなった」
「『もっと練習させてください』と言ったら、他の保護者から距離を置かれた」
「噂話や陰口が絶えなくて、グラウンドに行くのが憂鬱」
野球そのものより
保護者同士の人間関係で疲弊してしまうケースは驚くほど多いのです。
密なコミュニケーションが求められる環境だからこそ
ちょっとした温度差や価値観の違いが摩擦を生みます。
「子どものため」という大義名分のもとで
言いたいことが言えなくなり
ストレスだけが溜まっていく――。
こうした保護者同士の関係性も
チーム選びや関わり方を考える上で、決して無視できない要素です。
3. 親がまず持ちたい「ブレない軸」3つ【マインドセット編】

では、こうしたモヤモヤに振り回されず
子どもと一緒に野球を楽しむために
保護者はどんな心構えを持てばいいのでしょうか。
ここでは、保護者がブレないために持っておきたい3つの軸をお伝えします。
3-1. 野球は「子どもの人生の一部」であって「すべて」ではない
少年野球は、子どもの成長を支える”一つの場”に過ぎません。
野球に打ち込む姿は尊いものです。
しかし、それが子どもの人生のすべてになってしまうと失敗したとき、うまくいかなくなったとき
子どもも親も追い詰められてしまいます。
「離れる選択肢」を持てるようにするため。
「このチームを辞めたら、子どもの未来が閉ざされる」と思い込んでしまうと
明らかに合わない環境でも無理を続けてしまいます。
でも実際には、野球以外にも子どもが成長できる場所はたくさんあります。
チームを変える、一時的に休む、別のスポーツに挑戦する――。
そうした選択肢を保護者が心の中に持っておくことで
冷静な判断ができるようになります。
「その場から離れる/距離をとる」という考え方
元指導者の方が書かれた記事の中に、こんな一節がありました。
「少年野球がすべてじゃない。つらいなら、離れていい」と。
この言葉に救われた保護者は少なくないはずです。
筆者自身も、「ここに全部を賭けなくていい」と思えたとき
肩の力が抜け、子どもとの会話も穏やかになった経験があります。
親も子も「ここに全てを賭けない」ほうが、むしろ長く続きます。
3-2. ゴールは「うまくなる」より「野球が好きでい続ける」
技術の向上よりも、「楽しい」という気持ちを守ることが最優先です。
「もっと打てるようになってほしい」「レギュラーになってほしい」――。
親なら誰しも、そう思います。
でも、その期待が強すぎると
子どもは「期待に応えられない自分」を責めるようになります。
好きという感情が失われたら、すべてが終わるから。
技術は後からついてきます。
でも、一度「野球が嫌い」になってしまったら、どんなに素質があっても続けられません。
小学生のうちに燃え尽きてしまい
中学では野球から離れてしまう子どもたちを
私たちは何人も見てきました。
「楽しかった?」の一言が子どもを救う。
試合後、つい「なんであそこで打てなかったの?」と言いたくなります。
でも、そこをぐっとこらえて「今日、楽しかった?」と聞いてみてください。
子どもの表情が、ふっと柔らかくなるはずです。
「好き」が続けば、技術は必ずついてきます。
3-3. 親の役割は「評価者」ではなく「一番の理解者」
子どもにとって、親は”ジャッジする人”ではなく
“どんなときも味方でいてくれる人”であるべきです。
監督やコーチ、チームメイトの保護者――。
子どもの周りには、すでに「評価する大人」がたくさんいます。
その中で、親まで評価者になってしまったら
子どもには安心できる場所がなくなってしまいます。
子どもが本音を話せる相手でいるため。
「試合に出られなくて悔しい」
「監督が怖い」
「もうやめたい」――。
こうした本音を、子どもが安心して話せる相手でいることが
親の最も大切な役割です。
「ママ(パパ)はあなたの味方だよ」という姿勢。
結果がどうであれ、失敗しても、うまくいかなくても
「あなたのことを見ているよ。頑張っている姿をちゃんと知っているよ」と伝え続けること。
それが、子どもの心の支えになります。
評価はチームに任せて、親は”安全基地”でいましょう。
4. 練習・試合のときの具体的な接し方【シーン別】

ここからは、日々の練習や試合の場面で保護者がどんな言葉をかけ
どう接すればいいのかを具体的にお伝えします。
4-1. 練習前後:たった一言で子どものモチベーションが変わる声かけ
4-1-1. 練習前のOKワード例
❌「今日こそちゃんとやってきなさいよ」
⭕「今日はどんなプレーにチャレンジしたい?」
練習前の声かけは、子どもの”今日の目標”を自分で意識させる絶好のチャンスです。
親が指示するのではなく
子ども自身に考えさせることで主体性が育ちます。
他にも
- 「楽しんでおいで」
- 「何か一つ、できるようになったら教えてね」
といった、プレッシャーのない言葉が効果的です。
4-1-2. 練習後のOKワード例
❌「今日もダメだったね」
⭕「一番楽しかった場面どこだった?」
練習後は、つい結果や課題を指摘したくなります。
でも、まずは「楽しさ」や「できたこと」に焦点を当てましょう。
- 「今日、頑張ってたところ見えたよ」
- 「どんな練習が一番面白かった?」
- 「明日もやりたいって思える?」
こうした問いかけが、子どもの内発的なモチベーションを育てます。
4-2. 試合でミスしたとき:絶対に避けたいNGワード / OKワード
4-2-1. NGワード例
❌「だから言ったでしょ」
❌「なんでそんなこともできないの」
❌「あそこで打てなかったから負けたんだよ」
試合でミスをしたとき、子どもは誰よりも自分を責めています。
そこに追い打ちをかけるような言葉は、子どもの心を深く傷つけます。
4-2-2. OKワード例
⭕「あの場面、どうしたかった? 一緒に振り返ってみよう」
⭕「悔しかったね。でも、チャレンジしたこと自体がすごいよ」
⭕「次はどうしたいと思う?」
ポイントは、「責めるのではなく、一緒に考える姿勢」です。
ミスは成長のチャンス。
その機会を、親の感情的な言葉で潰さないようにしましょう。
4-3. 出場機会が少ないときのフォロー方法
「うちの子だけベンチにいる」
「他の子は試合に出ているのに…」
こうした状況は、親にとっても非常につらいものです。
でも、ここで大切なのは
子どもが「自分はダメだ」と思い込まないようにすることです。
【子どもへの声かけ例】
- 「出られなくて悔しかったね。その気持ち、ちゃんと分かるよ」
- 「でも、ベンチから仲間を応援してる姿、すごくかっこよかったよ」
- 「今できることを一つずつ増やしていこう」
【親自身の心構え】
- 「今は出られなくても、成長のペースは人それぞれ」と受け入れる
- 監督やコーチに冷静に相談してみる(感情的にならず、「今の課題は何か」を聞く姿勢で)
- 必要なら、チームを変える選択肢も視野に入れる
出場機会がすべてではありません。
でも、子どもが「やる気」を失わないよう
親が心の支えでいることが何より大切です。
5. 家庭でできる「野球が続く環境づくり」

野球は、グラウンドの外でも続いています。
家庭での関わり方次第で、子どもの野球人生が大きく変わります。
5-1. 休ませる勇気:疲れているときに無理をさせない
「休んだら下手になる」
「他の子に抜かされる」
そう思って、疲れている子どもを無理に送り出していませんか?
子どもの体と心は、大人が思う以上にデリケートです。
疲労が蓄積すると、ケガのリスクが高まるだけでなく
精神的にも追い詰められます。
【休むことも、成長の一部です】
休養日を設けることで、体も心もリセットされ
次の練習により集中できるようになります。
「休む=サボる」ではなく、「休む=次に備える」と捉えましょう。
5-2. 勉強・習い事とのバランスの考え方
「野球ばかりで勉強が疎かになっている」
「他の習い事との両立が難しい」
これも、多くの保護者が抱える悩みです。
【ポイント】優先順位を家族で話し合う。
野球が生活のすべてになってしまうと、他の可能性を閉ざしてしまいます。
勉強、友達との遊び、家族との時間――。
それぞれに価値があります。
- 「平日は週に○日だけ練習に行く」
- 「テスト前は野球を休む」
- 「月に1回は家族でお出かけする日を作る」
こうしたルールを子ども自身も交えて決めることで
バランスの取れた生活が実現します。
5-3. 兄弟姉妹・家族全体が笑顔でいられるラインを決める
「お兄ちゃんの試合ばかりで妹が我慢している」
「夫婦で野球への温度差があってケンカになる」
野球に関わる子どもだけでなく
家族全体が幸せでいられることが何より大切です。
【家族会議のすすめ】
月に1回、家族全員で「今の生活、どう?」と話し合う時間を持ちましょう。
- 「野球、楽しい? しんどい?」(本人)
- 「送迎や当番、無理してない?」(親)
- 「寂しい思いしてない?」(兄弟姉妹)
こうした対話を通じて、家族みんなが納得できるラインを見つけていくことが
長く野球を続ける秘訣です。
6. 保護者同士・指導者との付き合い方【トラブルを減らすコツ】

少年野球・学童野球において
人間関係のストレスは避けられないテーマです。
ここではトラブルを減らし
適切な距離感を保つためのコツをお伝えします。
6-1. 距離感の取り方:全部に関わらなくていい
「LINEグループに常に張り付いていないといけない」
「すべての行事に参加しないと白い目で見られる」
そんなふうに感じていませんか?
あなたには、自分と家族を守る権利があります。
すべての当番に参加する必要はありません。
すべてのLINEに即レスする必要もありません。
「できること」と「できないこと」を明確にし、無理のない範囲で関わる――
それが、長く続けるコツです。
上手な断り方
- 「今月は仕事の都合で難しいです。来月はお手伝いできます」
- 「当番は月1回までなら対応できます」
こうした”線引き”を最初にはっきり伝えておくことで
後々のトラブルを防げます。
6-2. モヤモヤしたときの伝え方:感情ではなく「事実+要望」で話す
指導者や他の保護者に対して「言いたいことがあるけど、言えない」――。
そんなとき、どう伝えればいいのでしょうか。
【NG例】感情をぶつける。
「なんでうちの子ばっかり怒るんですか!」
「いつも不公平じゃないですか!」
【OK例】事実を整理し、冷静に要望を伝える。
「先日の試合で、○○という場面がありました。
子どもが少し落ち込んでいるようなのでどのように声をかけたらいいか
アドバイスをいただけますか?」
感情的にならず「事実+困っていること+相談」の形で話すことで
相手も受け入れやすくなります。
6-3. どうしても合わないときの選択肢
「指導者の叱り方がどうしても受け入れられない」
「保護者同士の関係がギスギスしていて、子どもにも影響が出ている」
そんなときは
「離れる」「距離をとる」という選択肢を持ちましょう!
- 一時的に休む:「少し疲れたから、1ヶ月だけ休もう」
- チームを変える:「別のチームを体験してみよう」
- 野球以外の選択肢を探す:「他のスポーツもやってみる?」
こうした選択は、「逃げ」ではありません。
子どもと家族を守るための、勇気ある判断です。
繰り返しになりますが、少年野球は子どもの人生の一部であってすべてではありません。
つらいなら離れていい。
それを親自身が覚えておいてください。
7. 従来型の少年野球と新しいスタイルの比較【比較パート】
近年、少年野球の在り方は大きく変わりつつあります。
ここでは従来型と新しいスタイルを比較し
保護者がチームを選ぶ際のヒントをお伝えします。
7-1. 保護者負担の比較
| 項目 | 従来型 | 新しいスタイル |
|---|---|---|
| お茶当番 | 毎試合・持ち回り制 | なし or 簡素化(各自持参) |
| グラウンド整備 | 保護者が毎回担当 | 業者委託 or 子ども主体 |
| 送迎 | 配車当番あり | 各家庭で対応 or 送迎サービス利用 |
| 審判補助 | 保護者が交代で担当 | 外部審判 or コーチが対応 |
| 父母会・役員 | 必須・負担大 | 最小限 or 任意参加 |
従来型は「保護者が全面的にサポートする」ことが前提でした。
しかし共働き世帯が増えた今、こうした仕組みは大きな負担となっています。
一方、新しいスタイルのチームでは
「保護者の負担をゼロ、または最小限にする」工夫が進んでいます。
お茶は各自持参、送迎も各家庭で対応、審判は外部に依頼――。
こうした運営により、保護者は「子どもを応援すること」に集中できます。
7-2. 指導スタイル・チームの価値観の比較
| 項目 | 従来型 | 新しいスタイル |
|---|---|---|
| 指導の軸 | 勝利至上主義 | 子どもの成長・楽しさ優先 |
| 叱り方 | 罵声・人格否定あり | ミスを責めず、次を考えさせる |
| 練習量 | 長時間・休みなし | 適度な休養・ケガ予防重視 |
| 子どもの意見 | 聞かない・従わせる | 自主性を尊重・対話重視 |
従来型の「厳しさ=強さ」という考え方は今や時代遅れです。
スポーツ科学の観点からも
子どもの自主性を育て、ポジティブな声かけで成長を促す指導のほうが
長期的に効果が高いことが分かっています。
【保護者がチェックすべきポイント(見学時)】
- 監督・コーチが子どもにどんな言葉をかけているか
- ミスをしたとき、どう対応しているか
- 子どもたちの表情が明るいか
- 「楽しい」という言葉が聞こえるか
こうした観点で、実際の練習や試合を見学してみましょう。
7-3. 自分の家庭に合ったチームの選び方チェックリスト
完璧なチームは存在しません。
大切なのは「自分たち家族が何を優先するか」を明確にすることです。
【チェック項目】
- ☑ 保護者の役割・当番制はどの程度か
- ☑ 練習・試合の頻度(週何回? 土日両方?)
- ☑ 指導者の雰囲気・叱り方
- ☑ 休みやすさ(他の予定との両立は可能か)
- ☑ 費用感(月謝・遠征費・ユニフォーム代など)
- ☑ チームの規模・レベル(競技志向 or 楽しさ重視)
- ☑ 自宅からの距離・送迎の負担
【家族で話し合うべきこと】
- 「週に何日なら無理なく通えるか」
- 「保護者の負担はどこまで対応可能か」
- 「子どもは勝つことを目指したいのか、楽しみたいのか」
こうした優先順位を家族で共有した上で、体験入団や見学を重ね
納得できるチームを選びましょう。
【最後に】完璧なチームはない。どこを優先するかを家族で話そう。
8. よくある質問(FAQ)
Q1. 子どもが「やめたい」と言い出したとき、親はどうすればいい?
まずは子どもの気持ちを否定せずに聞きましょう。
「やめたい」の裏には、必ず理由があります。
- 友達とうまくいっていない
- 監督が怖い
- うまくできなくて悔しい
- 単純に疲れている
理由を聞かずに「頑張りなさい」と押し付けると
子どもは本音を話せなくなります。
こんなふうに聞いてみてください。
「どうしてやめたいと思ったの? 何かあった?」
「一番しんどいのはどこ?」
その上で
- 一時的に休む(1ヶ月休んでみて、また考えよう)
- 環境を変える(チームを変える、ポジションを変える)
- 本当にやめる(他の選択肢を一緒に探す)
という選択肢を子どもと一緒に考えましょう。
「やめる=失敗」ではありません。
子どもが自分で決めたことを尊重してあげてください。
Q2. 監督の叱り方が厳しすぎると感じたら?
まずは、「自分の感じ方」と「子どもの感じ方」を分けて考えましょう。
親が「厳しすぎる」と感じても
子どもは「大丈夫」と思っている場合もあります。
逆に、子どもが「怖い」「行きたくない」と言っているなら
それは明確なサインです。
対応の流れ
- 子どもに確認する:「監督の叱り方、どう思ってる? 怖い? それとも平気?」
- 事実を整理する:どんな場面で、どんな言葉を使っているか
- 冷静に相談する:「子どもが少し萎縮しているようなので、声のかけ方についてご相談させてください」
それでも改善されない、または子どもが明らかに傷ついている場合は
チームを変えることも視野に入れましょう。
子どもの心の安全が、何よりも優先されるべきです。
Q3. うちの子だけ試合に出られない気がしてつらい…
出場機会の少なさは、親にとっても子どもにとってもつらいものです。
でも、焦りは禁物。
成長のペースは人それぞれ。
今の状況が、将来を決めるわけではありません。
小学生のうちは、体格差や成長のタイミングが大きく影響します。
今ベンチにいる子が中学・高校で花開くケースは珍しくありません。
親ができること
- 子どもの努力を認める:「毎日練習頑張ってるね。その姿、ちゃんと見てるよ」
- 今できることに目を向ける:「守備が前より安定してきたね」「バットの振りが速くなった」
- 監督に相談する:「今、どんな課題に取り組めばいいでしょうか?」と、前向きな姿勢で聞く
出られないことに焦るより
「できることを一つずつ増やしていこう」という姿勢で子どもを支えましょう。
ただし、明らかに不公平な扱いが続く場合や
子どもの意欲が完全に失われている場合はチーム変更も選択肢です。
Q4. 夫婦で野球への温度差があるときの話し合い方は?
夫婦間の温度差は多くの家庭で起こります。
野球への関わり方、期待値、負担感がそれぞれ違うからです。
例えば
- 夫「もっと練習させるべきだ」vs 妻「今のままでいい」
- 妻「当番がきつい」vs 夫「子どものためだから頑張ろう」
- 夫「勝つことが大事」vs 妻「楽しければそれでいい」
話し合いのステップ
- お互いの考えを否定せず、まず聞く
- 「あなたは、どうしてそう思うの?」
- 「私はこう感じているんだけど、どう思う?」
- 子どもの気持ちを確認する
- 「本人は、今どう感じてるんだろう?」
- 夫婦の意見より、子どもの本音が最優先
- 家族全体のバランスを考える
- 「週末が全部野球で埋まって、家族の時間がないのはどう?」
- 「兄弟姉妹への影響は?」
- 期間を決めて試してみる
- 「とりあえず3ヶ月、今のやり方でやってみて、また話そう」
完全に一致する必要はありません。
でも、「子どもが幸せか」「家族全体が無理していないか」は常に確認し合いましょう。
Q5. チームを変えるタイミング・基準は?
チームを変えることは、「逃げ」ではなく「選択」です。
合わない環境で無理を続けることのほうが、子どもにとってマイナスだからです。
【チームを変えるべきサイン】
- 子どもが明らかに野球を嫌がっている、行きたがらない
- 監督・コーチの指導が攻撃的で、子どもが萎縮している
- 保護者同士のトラブルが絶えず、ストレスが限界
- 保護者の負担が大きすぎて、家庭生活が破綻しかけている
- 出場機会が極端に少なく、子どものモチベーションが完全に失われている
変更の流れ
- 子どもと話す:「他のチームも見てみる? 体験してみる?」
- 複数のチームを見学・体験する:比較することで、今のチームの良さ・悪さが見える
- 家族で決める:子ども本人の意思を最優先に
「このチームでなければダメ」ということはありません。
子どもが野球を好きでい続けられる環境を何よりも優先してください。
9. まとめ:親が笑顔なら、子どもはもっと野球が好きになる
ここまで少年野球・学童野球に関わる保護者が持つべきマインドセット
具体的な接し方、チーム選びのポイント、そしてトラブルへの対処法をお伝えしてきました。
最後に、もう一度お伝えしたいことがあります。
【この記事の核心】
- 野球は、子どもの人生の一部であって、すべてではない
- つらいなら離れていい。距離をとっていい。その選択肢を持つことが、親子を守る
- ゴールは「うまくなること」より「野球が好きでい続けること」
- 技術は後からついてくる。でも、「好き」が失われたら、すべてが終わる
- 親の役割は「評価者」ではなく「一番の理解者」
- どんなときも、子どもの味方でいること。それが、最も大切な仕事
- 完璧な親である必要はない。子どもと一緒に悩みながら進めばいい
- 迷ったとき、つらいとき、それを子どもに隠さなくていい。一緒に考え、一緒に決める
- 親が笑顔でいることが、子どもの笑顔につながる
- 保護者が無理をして疲弊していたら、子どもも楽しめません
少年野球・学童野球は、時に保護者を悩ませ、疲れさせます。
お当番、人間関係、指導スタイル、出場機会――。
考えることが多すぎて、心が休まらない日もあるでしょう。
でも、忘れないでください。
あなたは、すでに十分頑張っています。
子どものために悩み、この記事を読んでいるということ自体が
あなたが素晴らしい保護者である証拠です。
「完璧な親」でなくていい。
「完璧なチーム」でなくていい。
「完璧な子ども」でなくていい。
大切なのは、
- 子どもが「野球、楽しい」と言える環境を守ること
- 親自身が笑顔でいられる範囲で関わること
- つらいときに「離れる」選択肢を持つこと
それだけです。
【最後に】
この記事が、少しでもあなたの心を軽くできていたら嬉しいです。
少年野球・学童野球は、子どもにとって大きな成長の機会です。
でもそれは、保護者が健やかな心でいてこそ、初めて実現するものです。
今後も、保護者目線でのリアルな情報や、子どもとの向き合い方について発信していきます。
もしよければ、また読みに来てください。
あなたとお子さんが、野球を『好き』でい続けられますように。
そして、あなた自身が笑顔でいられますように。
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引き続き発信していきます。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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