「ストライク、ボールの違いって何?」
「セーフ、アウトって何?」
「ホームランって何点入るの?」
一昔前は野球中継を見て、子供達がこんな質問をお父さんにしていたものです。
昨今、地上波での野球中継は減少しこんな会話もなくなりました。。。
少子化に伴い、野球人口は減少傾向、、、
ボール遊びできる公園も少なくなり、キャッチボールも出来ない、、、
他の球技スポーツが躍進し(喜ばしい事!)子供たちはそちらに興味あり、、、
しかし、2023年はスーパースターが大活躍し野球界も盛り上がりました!
「よし!我が子も1,000億円プレイヤーに!!」
こんな夢のある話を真剣に考える保護者の方に読んでいただきたい!
夢の実現へお手伝いをさせてください。
少しだけ筆者のプロフィールを紹介させてください。
【筆者プロフィール】
ソフトボール歴4年
野球歴6年
草野球歴約10年
小学校3年生から地元のソフトボールチームに入団し、最上級生nなりキャプテンを務め全国大会出場。
中学生は部活動(軟式野球)に所属、最上級生でキャプテンを務めました。
高校は地元の県立高校に進学し、3年生の時にはレギュラーとして甲子園春夏出場!
プロ野球選手も多く輩出している強豪校でした。
大学野球は怪我のため断念、、、
大人になり始めた草野球で国体にも出場しました!
少年野球指導歴3年、高校野球コーチとして指導歴5年(甲子園に1度、導きました!)
1、少年野球のルールって⁉︎
少年野球のルールと言っても、皆さんが知っている野球のルールと基本的に一緒です。
ただ、年齢による少年野球独特のルールが存在します!
主にルールが違うのはグラウンド規格、試合ルール、使用する道具です。
それはなぜか⁉︎
少年野球は医学的な観点から、体の成長や体力的な事を考慮してるからです。
怪我防止って事ですね!
ちなみに、中学生から大人と一部同じ規格でプレーすることになります。
まずはグラウンド規格と試合ルールの違いを表にしてみました!
⚾️グラウンドの規格
ピッチャーからの距離 | 塁間 | |
高校野球 硬式野球(中学生) 少年軟式(中学生) |
18.44メートル | 27.431m |
学童野球(小学校高学年) | 16m | 23m |
学童野球(小学校低学年) | 14m | 21m |
テレビで観るプロ野球などのグランドサイズ感と一回り小さいイメージです。
各カテゴリーでフェンスまでの距離も違ってきます!
⚾️試合ルール
イニング数 | 試合時間 | |
高校野球 | 9回 | なし |
硬式野球(中学生) 少年軟式(中学生) |
6or7回 | 大会や都道府県によって違いがあります |
学童野球(小学校高学年) | 6回 | 1時間30分 |
学童野球(小学校低学年) | 5回 | 1時間30分 |
まだ他にも、1試合での球数制限やホームベース拡大による時間短縮などやはり健康面を考慮した特有のルールが存在します!
一昔前に比べ、難しい少年野球ルールも情報収集力が高まり簡単に調べられるようになったし
健康面もかなり考慮される様になりました!
小学校低学年から始められるように、新しいスタイルの少年野球もあります。
ルールは、やりながら覚えたらいいんです!
少年野球(野球)は楽しく出来るスポーツに変わってきています!
道具については、次の項目で説明していきますね。
2、少年野球の道具とは道具にもルールってあるの⁉︎
野球の道具といえばボール、バット、グラブ!
あとユニフォーム。
まずはこれを揃えましょう!!
ただ、各カテゴリーによって使用する道具の規定が違うので注意が必要です。
ボールの大きさ・材質の違い、バットの長さ・重さの違い
グラブの皮の質感などの違いや軟式野球、硬式野球でも道具は変わってきます。
ユニフォームに関しては練習用・試合用の違いくらいですが
プロ野球のようにオシャレで大きいサイズを着用するのはNG、注意される場合があります。
最近は体験入団をさせてくれるチームが多いので、所属するチームがどのカテゴリーか確認し道具を揃えていくことをオススメします。
道具の違いをまとめてみたので参考にしてください!
⚾️ボール
ボールについてですが、軟式・硬式で種類が変わってきます!
簡単に言うと軟式ボールはゴム製、硬式ボールは皮製で読んで字の如く軟らかいのか硬いのかが違います。
まずは軟式ボールの種類
・少年部(中学生)→M号
・学童部(小学生)→J号
・学童低学年→D号
続いて硬式ボールの種類ですが、硬式ボールは1種類だけです。大人と一緒!
⚾️グローブ
軟式用と硬式用があります。
ポジションも決まっていないので、まずはオールラウンド用で問題なし!
硬式用は少年用がありません、硬式用は値段が高いのでまずは少年軟式用で問題ありません。
※所属する連盟(ボーイズリーグやヤングリーグなど)によってルールがあるので要チェックです!!
⚾️バット
グラブと同じく、軟式用と硬式用があります。
小学生の参考サイズ
長さ・重さ
・64〜74cm 350〜400g 低学年
・75〜81cm 550〜650g 高学年
中学生になると軟式用バットは大人と同じサイズを使用します!
・81〜84cm 650〜800g(軟式用バット)
・81〜84cm 800〜850g(硬式用バット)
硬式用バットは中学生から重くなり、高校生になれば900g以上になります!
⚾️ユニフォーム
野球人の基本スタイルです。
大手スポーツショップや通販サイトで販売していて低学年だったら価格は10,000円以内で揃えることができたらベストです!
高学年・中学生はサイズが大きくなるので高くなります。。。
チームに入団したら、サイズが合わなくなったおさがりをいただくこともあります。
初めからおさがりがあれば一番良いですね!
上記は練習用です、試合用ユニフォームは入団したチームによって購入したり
空いてるユニフォーム借りたりと違ってきます。確認してくださいね!
野球は他のスポーツに比べ、道具を揃えるのにお金がかかると言われています。
ただ、今は通販サイトの充実や各道具の技術向上で安価な物が増え、選択肢が多くなりハードルが下がっています。
子供は夢のある選手になりたいし、憧れます!
家族で一緒に子供の夢を追いかけてあげるのはいかがでしょうか?
3、少年野球の戦術ってあるの⁉︎
少年野球もプロ野球と同じようにサインがあり、戦術は存在します!
ただ、難しいサインはなく比較的簡単なサインです。
バント、盗塁、エンドランなど、、、
その中でも少年野球でよく聞く戦術があります。
①バットを短くもて!
②ツーストライクまで待て!
③ゴロを転がせ!
よく監督やコーチが選手へ指示を出すベスト3がこれです。
このワードが多いのはなぜでしょう⁉︎
理由は簡単です。
これを実行すれば得点のチャンスが増えるからです!
野球は相手より1点でも多く得点できれば勝ちです。
プロ野球なんかはホームランで得点したり、ヒットを重ねて得点したり出来ます。
しかし、少年野球は簡単にホームランやヒットが打てません。ではどの様にして得点するか?
相手のミスを誘って得点をするのです。
野球は1点でも多く得点すれば勝ちと言いました、少年野球はミスを誘い得点し勝つことが多いです。
このために①②③の指示が戦術として浸透しているのです。
①バットを短くもて!→バットを操作しやすくなるのでボールに当たりやすくなり出塁ができる
②ツーストライクまで待て!→フォアボールになりやすく出塁ができる
③ゴロを転がせ!→フライだとアウトになりやすいがゴロだとエラーがあり出塁ができる
これにプラスαして盗塁のサインも重なってくるでしょうか。
この様にして出塁していけばランナーがたまり、①②③を繰り返し得点していきます。
このような戦術が常識ではありますが、筆者はこの戦術を否定します!
こんなことを大人が子供にさせていたら、野球がつまらなくなり少年野球人口がどんどん減ってしまいます!
もちろん勝敗は大事ですが、少年野球は野球の楽しさを感じることが勝敗より大事なことだと思っています。
野球の楽しさを分かってもらうことが、少年野球指導者の1番の仕事です!!
勝敗の厳しさを学んでいくのは高校野球からで十分です。
「野球を楽しもう!」
「enjoy baseball!」
4、お父さん必見!審判ってこうやるんだ!
少年野球は保護者(特にお父さん)が塁審をする事が多いです。
球審(キャッチャーの後ろにいる人)は専門の方もしくは、チームの指導者の方がやることが多いです。
塁審とは、1塁・2塁・3塁ベース上でおこるプレーの判定を行います。
塁審で一番大事なことは、セーフ・アウトのジャッジです!
しっかりジャッジできるポジショニングを取り、セーフ・アウトの確認をする。
そして自信を持ってジャッジすること!これにつきます。
今は連盟による講習会などがあり、学べる環境がしっかりしているので安心してください。
プロ野球中継を観ていたら、プロの審判・塁審でも間違えることがあります。
「間違ったらどうしよう、、、」「自信ないな、、、」「恥ずかしいな、、、」
こんな気持ちで塁審をしたらダメです!必ず間違います!!
優柔不断なジャッジは試合の雰囲気を壊し、選手に影響を与えます。
子供達は楽しく野球をし、そして勝ちたいんです。
お父さんはそんな雰囲気作りしながら、ジャッジをお願いします。
ルールの勉強がしたいなら簡単な方法として野球漫画を読んだり、YouTubeで勉強するのがオススメです。
同時はセーフ!これだけは覚えておきましょうね!!
※硬式野球の試合は練習試合でも資格が必要な場合があります、入団したチームに確認しましょう!
5、少年野球から高校野球への心構えから道具まで!
少年野球から高校野球になると、野球の質が変わります!
もちろんルールも変わりますが同じ野球なのでガラッと変わるわけではありません。
まず一番大事なことは心構えです。
高校生になると大人扱いされることを意識してください!
チームの道具の準備や後片付けは選手がします。
グラウンド整備も選手がします。
挨拶や言葉遣いが出来ないといけません。
保護者の方は離れて野球に取り組むことを見守る必要があります。
自分で考え実行することが求められるため
いつまでそばにいようとすると自主的な行動ができないのでライバルに離されます!
忘れないでください、親ライオンの気持ちです。
道具は軟式用グラブでスタートしても良いですが
硬式用ボールにグラブが耐えられないので買い替えをお勧めます、バットはチームの物を使用します。
6、まとめ
今回は、少年野球のルールをグラウンド・試合編、道具編、戦術編としてお伝えしました。
⚾️グラウンド・試合編
・各カテゴリーによってグラウンド規格が違う。
・同じく各カテゴリーによって試合イニング数や試合時間が違う。
・球数制限やホームベースの大きさが違う。
それぞれの理由として一番考えられるのは、選手の健康面への配慮が挙げられます。
⚾️道具編
・各カテゴリーで使用する道具に規定がある。
・ボールは大きさ・重さ、硬式ボール・軟式ボールがあり材質が違う。
・バットは硬式用、軟式用で違う、また各カテゴリーで最適な重さ、長さがある。
・グラブも硬式用、軟式用がある。まずはオールラウンド用で始める。
・ユニフォーム(帽子も含む)は白を基調とした上下の練習用を準備し、試合用はチームに確認すること。
道具の違いは年齢や硬式用、軟式用で違います。年齢に応じたサイズの道具を使用しましょう。
⚾️戦術編
・少年野球にも戦術はある。
・簡単なサインが多く、内容はバント・エンドラン・盗塁など
・少年野球特有のルールの存在
少年野球は戦術よりも楽しくプレイすることを重視してください。
最近は体験入団をほとんどのチームが採用しており少年野球に入り込みやすい環境になっています。
チームの雰囲気や方向性を確認すること、あとは保護者同志の付き合いが上手くいきそうか。
(これはとても重要です!上手くいかないと保護者の都合で退団ってこともあります!!)
1番大事なことは、子供がこのチームでプレイしたいかどうかです。
このチームなら野球を楽しむことができるだろうか。
上達することは考えなくて構いません!!
子供目線で子供ファーストで一緒になって考えてあげてください!!
子供は夢を持って練習し、夢を語ります。
応援できる環境づくりに徹してください。
「野球を楽しもう!」
「enjoy baseball!」
少年野球をこの気持ちで過ごせれば、大人になっても野球を楽しむことができます。
ご覧いただきありがとうございました。
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